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我楽多彩都-がらくたさいと-

弘前桜巡りの旅 in 青森県(2005.04.29-2005.05.01)

 2005年は青森の年です(私だけ)。
 というわけで、二人の東北フリー切符で行ってみました、青森県は弘前まで。お目当ては弘前城の桜と温泉。果てさてどんな旅になるのやら。
 出発は大宮駅。構内の弁当やで昼食を購入し、はやて・こまちに乗って一路北へ。
  

左はAOさんのすき焼き弁当。右は私のわっぱ飯弁当。

 そのまま八戸で特急に乗り換え、ちょっと一息。と、窓辺りからなんか奇妙な音が。ガリガリともビリビリとも付かない音に、何事かと音源を捜すと…。
 音源を発見。窓ガラスに穴があいてて、それを塞いでいるテープがはがれて風に吹かれて「ビィィイイイイ…」という軽いモータ音に近いものを出していたのですよ。
 しかしまぁ、この隙間風のせいだけではないんですが、なんとなく寒い。寒いと思って窓の外を見れば、
こんな状態。さすが、本州最北。
 弘前からはドンコーで大鰐温泉駅まで。ローカルラインはのどかでのんびりの旅。でも、時刻表がスゴイことになっているので、ぶらり途中下車なんか絶対できない。なにせダイヤは1時間に1本
 電車を下りると目に付くのが、林檎の形のガードレール。名産品をかわいくアピール。交通安全にもお役立ち。
 そしてふと目線を上にあげると。
 今回お世話になるお宿の看板です。  この正観湯温泉、観音様に由来する霊験あらたかな温泉とのことですが、それより注目するべきは「無類のバイク好き」が経営する宿ということです。バイクでお越しの方は割り引き&オマケアリ(笑)。

途中途中の看板にもしっかりバイクのイラスト。

さすがにスクーターでは青森まで行きたくないなぁ。

 お宿につくと、早々に気のイイおいちゃんたちが迎えてくれました。バイク宿なだけ有って、ガレージにずらりと並ぶ単車が壮観でしたよ。レーシーなデザインからクラシックなものまで、好きなヒトが見たら「!」となるようなモノも有ったかも知れませんね。
 他にバイク関係ですごかったのは、二人乗りで関東から高速に乗ってやってきたという母娘さんのコンビ。おかーさんが50代、娘さんが30代といったところで、娘さんがバイクの後ろにおかーさん乗っけて高速かっ飛ばして来たらしいですよ。カッケーね二人とも。
 そんな中、自分はそそくさと荷物を置いて早速温泉へゴー。
 温泉に来たら温泉に入りますよ。そりゃもう、2度も3度もね。
 ひとしきり風呂に入って、ちょっと早めにお夕飯。お食事はアットホームに。でもいろんな種類のものをたくさん並べて頂いて、とても満足。
 食事中、桜見に行くんじゃないの?と聞かれ、「明日行こうと思ってるんです〜」なんて答えたら「夜桜も見ときなヨ〜」と勧められ、急遽夜の弘前城へ行くことに。油断していたので薄手の上着しかなく、ちょっとキビシイ道のりでしたが、行った甲斐があった!
 
 入ってちょっと行ったところにある枝垂桜も見事でしたが、お城を覆い隠す夜桜がなんとも見事。
 写真だと暗くてアレなんですが、実物は本当に幻想的なのよ〜。ただ、ホントに寒くて5月だというのにガチガチ震えながらの桜見物。コレでもまだ五分から七分咲。
 帰りには電車の発車ぎりぎりになってしまい、ベルが鳴ったので「あぁッ」と思っていたら、係員のお姐さんが「はやく!今なら間に合うわ!走って!止まらないで!」と。駅構内で、「駆けこみ乗車はおやめください」とは良く言われるが、走って飛び乗れと言われたのは初めてだ

 翌日、お宿の板さんにも言われたが、電車の本数がないので数十秒なら余裕でまってくれるらしい。スゴイなぁ、青森。
 お宿に帰った後は、お約束で再度お風呂に。出たり入ったりしながらずーっと浸かっておりました。

 翌日は朝食後、ちょっとのんびりしながら再び弘前城へ。天気は良くてぽかぽか。さすがに昼間はあったかで、気持ちよく敷地内を散策。
  
  

夜に見るのとはまた雰囲気が違う。

 

ちょっぴり花よりだんご。右のクシモノは何だと思います?

 外堀を回って、物産会館のようなところで広場に出ると、こんな催しが。

「ギネスに挑戦」ってスゴイよね。

挑戦の副産物。一皿200円に思わず購入。これでこの値段は安い!!

めちゃうま。ほかほかふわふわ。

 物産会館でみやげ物を物色した後は、ゆるゆる市内を回って帰路へ。その際にみつけた不思議看板をいくつか。
 戻ると夕飯の準備が進んでおり、早めの夕飯にすることに。

左隅に空いた空間があるな〜と思っていたら、後からアツアツのじゃっぱ汁が。

 夕飯後には、何となんと、以前からネット上で交流を深めていた青森の友人が遭いに来てくれましたッ!感激!

勝手に部屋に上げ、お茶を振舞う宿泊客。

 いや、ホント、お会いできて良かった!
 でも、なぜか彼女はAOさんと「はじめの一歩」のハナシで盛り上がり、自分は置いてけぼりだったのでした(笑)。

 最終日は朝ご飯の後荷造り。
 何度かカメムシに遭遇したこのお宿ともお別れと思うと名残惜しい。

 板さんが交通の便が良い隣駅まで送ってくれるというので、駐車場で時間つぶし。並んだバイクを眺めたりしていると、大きなバイクに乗ったお兄ちゃんが敷地に入ってきて、社長(お宿のご主人のこと)に道を尋ねていました。
 「帰りに時間あったら寄りナ〜」と気さくに声をかける社長。でも、ココで寄ったら「泊まり確実」ということは伏せておいたほうがイイのかな(笑)。お酒の弱い方はご注意です!

 そう言えば、そのお兄ちゃん、なんと同県内からのお越しで、大きなKawasakiバイクに乗っていたんだけど、何故かエンブレムが両サイドこそげてる。なんか事故でも遭ったのかと思ったら、自宅で外の駐輪場に停めているらしいのですが、いたずらされて持ってかれてしまったんだそうです。ううう、S県治安悪いなぁ。以来、大きなKawasakiのバイク見るとエンブレムがついているか心配になってしまいます。

AOさんは旅館の飼い猫と戯れ中。

 
 駅まで送ってもらい、電車を待つ間に記念撮影。
 この後、入ってきた電車に乗ったらなかなか出発しない。乗り継ぎあるのに大丈夫かなと思っていると、案の定乗換駅で時間がない。血相変えて隣のホームに駆け込むと、なんとこの急行、遅れた電車からの乗り継ぎ人のために、ちょっと待っててくれていたのでした。スゴイなぁ、JRも捨てたもんじゃないですよ。
 最後はのんびりお弁当を食べながら、家路へ。振り返ると、食うか桜か温泉かってな旅だったような気がしますが。気のせい?
 

左はAOさんの牛めし。右は私の4色海産弁当。

 ともあれ、終始口福。美味かった。

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