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我楽多彩都-がらくたさいと-

獲れ取れ刺身たらふくの旅 in 神奈川県真鶴(2007.08.13)

 今回は、神奈川県伊豆は真鶴に行って参りました。

 なんつーか、味覚が大人になったせいか、旨い刺身を食うという殺し文句に苦もなくコロリと。観光目的と言うよりも、本当に旨いものを喰うためだけに行くというオトナの旅でございます。

 行きは湘南新宿ライン。乗っている時間が長いので、グリーン券を購入。Suicaカードにグリーン券情報を入れたら、電車に乗り込み、席の上にあるタッチポイントにカードをタッチ。ランプが青くなったらオーケーです。

 最初の内は新宿渋谷と都内まで知ったような風景ばかりですが、そのうち横浜とか小田原とか、風景も海っぽい感じがしてきます。終点は熱海だったね。途中で降りるけど。
 
 で、もう、目的地の真鶴まで乗り換え無し。すごいね湘南新宿。

 駅を降りると、何にもない真鶴。

 土産屋も、ひもの専門ショップがあるくらい。どうなんだろうかと至極心配になるものの、とりあえず第一目的地の食事どころへ行くためのバスの時間を調べる。

「今さっき出てったばかりみたいだねぇ」

 駅を降りたときに見送ったバスがそれだったらしい。まぁ、予約の時間にはかなりの余裕があるので焦る必要はないが、日差しが何しろ強いので、このまま次のバスまで待つのはつらい。

 とりあえず散策かねて近くのコンビニへ。AOさんお探しの「マッチクリア」も探しつつ、2件ほどめぐるも収穫無し。まぁそんんあこんなで、さほどくたびれる前にバスの時刻に。  バスに乗り込むと、いきなり坂を下りつつ海の方面へ。高台にある駅から、一気に港へ降下。正面や横に見え隠れする真っ青な海に、厭が応にもテンションあがります。
 
 バスに揺られること15分。なんだか、海水浴客がたむろって居る岩場が見えてきました。バスのアナウンスが告げたバス停名によると、ここで下車するらしい。

 バスを降りると、磯に大勢の人が。
 シュノーケルを片手に駆け回っているコドモや、ビニールシートに水着姿を晒してこんがりを決め込むおねーちゃんが。ここで、目的の店の位置を確認すると、なんとバス停の真ん前。しかも予約の時間まではまだ30分ほど間がある。

 暇つぶしもかねて、磯に降りてみることに。潮のにおいがぐっと入り込む感じで、「あー、日本の海だなぁ」って感じ。岩場はごつごつのつるつる。下手なサンダルで降りると、怪我しそうなので注意。

 ふと正面を見ると、特に肌色のおじいちゃんが。
 あー、なんか、水着がオレンジ系なのかなぁと思ったら、いや、間違いなく全裸でした。
 周りの客たちも何人かそれに気づいてくすくす。やー、びっくりしましたよ。岩陰に隠れて着替えたつもりが、丸見えだったという話。

 気を取り直して岩場探検。でかいカニとか、フジツボとか。思わず波をかぶって足が濡れたりとか。久しぶりにコドモのようにはしゃぎました。
 
 さてさて、時間もほど良く、今回メインの目的地であるお食事処「正徳丸」へ。

 旅館も兼ねてはいるんですが、さすがに一週間前に予約入れようとしても満室。お食事だけ予約を入れて臨んだ訳です。

 この土地で捕れた魚を出します!というだけあって、マグロやウニなどの取り寄せ食材は一切無いものの、メニューのラインナップは私好み。アジやサンマの刺身や鯛に貝ものは涎が止まりません。

 時間は繁忙期も過ぎた14:00。おかげさまで、窓際の一番良いロケーションの席をがっつりゲット。ラッキー。

 今回は一人分5000円のセットを頼んでみましたが、ざっとこんな具合です。

 いやぁ、卓の上が絶景。鯛とか生きてますよ。活け作りですよ。びっくりしましたよ。
  

イカそうめん、鰹、目鯛、カンパチ、トビウオのなめろう、きんめ、鮑、鮑の肝、サザエのヒモ、伊勢海老、鯵、カマスの焼物、鰈の煮付、サザエの壷焼

 刺身の舟盛りが来て早々に「ご飯ください」ってお願いしたら、「じゃぁ味噌汁用にこちら失礼しますね」と、伊勢エビの頭を。なんか、ヒゲを持って持ち上げられる様が連行されるリトルグレイのようでした。

 先に出そろった皿ものとお刺身に手をつけましたが、いやほんと、鮮度が違う。ぷりぷりして臭みもないし、量も半端ない。サザエの壺焼きも飛び魚のなめろうも絶品。

 伊勢エビの生の身はピンク色なんだと初めて知ったし、アワビの肝の濃厚さは言葉にならないくらいでした。

 そうこうしている内にお待ちかねのご飯とお味噌汁。伊勢エビの頭がまるまる半分入った豪華な味噌汁。連れて行かれた伊勢エビ君が真っ赤にうだって帰ってきてくれましたよ。
 
 「おかえり」「ただいま」
  カニほどのエキスは出ないけど、上品に旨味の染みた味噌汁に舌鼓を打ちました。  正徳丸を後にして再びバスへ乗車。来た道を更に進んで、第2の目的地「真鶴岬」へ。

真鶴岬からの風景

 真鶴岬では、眼下に注連縄を渡された「三ツ石」が拝めます。岬の高台から、浜辺に降りられるルートもあり、階段づたいに海まで行ってみることに。
  

緑の多い遊歩道。ちょっとした探検気分。

 降りてみると、高台で見るより三ツ石が近い。夏の日差しで、薄くかすんだような水平線が印象的でした。
 
 日帰りで、帰りは贅沢に新幹線を使ってしまいましたが、なかなか余裕のあるゆっくりした旅が楽しめたと思います。観光!観光!ってガツガツするんじゃなくて、うまいもん食ってー、ぶらぶらしてーってのが好きな方にはお勧めかも。ただ、本当に海と海と海しかないので、ぶらぶらするにも限界はありますが(笑)。
 

新幹線は流石に真鶴に止まらないので、小田原で乗り換え

 青魚と貝モノ食うなら、伊豆付近。真鶴よろしくってコトで。  あ、そうそう、散々AOさんが探したマッチクリア、なんと東京駅の新幹線ホームで発見。新幹線ホーム外では売っていませんでした。JRどんな陰謀?

買いだめを敢行するAOさん


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