今年の夏は仙台がアツイ!と言って、母親が仙台の旅プランを練って持ってきました。
なぜ急に仙台を思い立ったのかはついぞ聞く機会を失ってしまいましたが、新幹線で一本道、東北と言っても中間点の仙台市は関東からも非常に足が届きやすい。
到着後はまず昼食。母的には「旅行といえばご当地の旨いものを食う」というのがモットー。その昔、彼女が大学生の時に四国を旅したのに金が無い友人のせいで、うどんの国でサンドイッチを食う羽目になったという苦い思い出を持つ彼女。
旅行に行った先のご当地グルメへの情熱は、こういうところからきているのかも。
さて、仙台といえば牛タン。母チョイスのお店は「旨味太助」さんという牛タン専門店。
ガラガラっとお店の引き戸を開けると、
奥へどうぞ定食でイイッスかぁ?ハイ定食〜!ハイ、ドーン!ハイ、にゃー!ハイまいどー!ガラガラピシャー。(日記から引用)
もう、メニューはほぼほぼ「牛タン定食焼き」しかない。焼き牛タンを皿盛りにしたものと、麦飯、テールスープ。ボリュームは満点。牛タンは厚みがあるけど柔らかくておいしい。
お昼はもうみんな定食で食って出る食って出るって感じだから、ビール飲みたい人以外は入ってすぐに「何人〜全員定食で〜」でものの1分立たないくらいですぐ出てくるという。
牛タンのお店の発祥の地みたいですので、初めて仙台に行かれる方は寄ってみてはいかがでしょう。
さて、お腹も膨れたので今度は青葉山公園(仙台城址・青葉城址)へ。
母親の旅プランは、ご当地グルメと観光地が外せないポイント。今回は独眼竜と呼ばれた北の武将、伊達正宗の居城跡に訪れます。
レンタカーって感じじゃなかったので、タクシーで青葉山公園へ登って行ったのですが、意外と途中の道がうねっていたり、観光シーズンで混雑してしまったりで酔い始めた私ら3兄弟の顔色がヤバいと踏んだのか、母親が中途で下車を指示。
5〜600メートル歩く感じで高台へ。城址の方は本当に多少の石垣的なものと公園自体が高台にあることで辛うじて城があったんだなぁ的な印象を受けるのですが、如何せん城の体裁は無く、長野の松本城なんかを見ちゃった後だとなかなかムニャムニャって感じです。
しかし、公園内一番の絶景を誇る本丸跡周辺では、伊達正宗公の騎馬像が凛と立っており「おおーっ」と感嘆するところであります。
高台から降りてきて、お土産屋さんで物色していると、むかーしむかし幼いころに読んだ学研まんがシリーズの「伊達正宗」が販売されていました。まだあるんだこれ。結構この漫画で日本の偉人を遠い記憶に残している人多いんじゃないかなぁ。勝海舟とか、平賀源内とかも書いてたっぽいです。ハイ。
独眼になった時の描写は結構衝撃的。
この後はホテルに入ってお風呂と夕飯。お風呂はアルカリ泉なのか、肌が少しピリピリとするものの、風呂上り後はつるつるーって感じになりました。
御夕飯は、器が最も印象的。
翌日は帰るだけで、駅に着いても新幹線の時間に余裕があったので家族みんなでずんだシェイクを飲みながら小休止。
じつはこのずんだシェイクがこの旅一番のヒットでした。
この数年後、仙台に行かないと飲めないと思っていたコレが、「ずんだ茶寮」の関東進出で気軽に食せるようになったんです。驚きとともに嬉しかったな〜。
(2011年くらいまで、浦和パルコ内の大丸にも入ってたんですが、残念ながら閉店となっていました。大丸東京店はまだ出店中の様子)