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我楽多彩都-がらくたさいと-

独言覚書
-ブツクサメモ-

 ■第十二代。  2013年02月05日(火)
 第十二代市川団十郎さんが亡くなりました。
 真夜中の訃報に絶句です。

 子供のころにも「この人が市川団十郎」って認識してた記憶があるから、私の中では「歌舞伎役者の代表」のような人でした。

 息子の海老蔵氏が新之助であった頃、尾上菊之助さんの襲名興行で登場していた団十郎さんが忘れらない。南郷力丸がどっしり構えていてくれるから、弁天小僧ものびのびやんちゃができるのだと思います。

 お家芸で主役を張るときは言わずもがなですが、ちょっとした役どころで出てきたときにももンのすごい存在感で圧倒されてしまいます。

 先日、中村勘三郎さんの訃報にもショックを受けましたが、舞台での姿が強く印象に残っているだけに、団十郎さんの時は二の句が継げなかった。

 立て続けに、大きな存在を失ってしまった歌舞伎界。
 新しい歌舞伎座ももうすぐこけら落とし。悲しみに負けずに、若い人たちも新しい花を咲かせていただきたいと思うのです。

 ■シャーロック。  2013年02月11日(月)
 ツタヤの会員になって数か月、正月から海外ドラマのDVDを見始めたのをきっかけにクリミナルマインドをシーズン2まで見通してしまいました。

 そんなさなかに、NHKで「シャーロック」のシーズン1が一挙放映。録画して見始めたら、正典を知っている人間にもかなりおもしろい作品で引き込まれてしまいました。

 私の中では、何度か書いている気もしますが、映像化されたシャーロック・ホームズの冒険は「ジェレミー・ブレッド」が演じるグラナダTVのシャーロック・ホームズの冒険が至高です。私の脳内ではインバネスコートに鹿撃帽のあの感じではなく、フロックコートにオールバック、シルクハットに懐中時計のホームズが再生されるのです。

 さて、新しいシャーロックは、「現代社会にホームズという人物が存在していたら」というコンセプトで製作された作品。現在のロンドン市街から、シリーズが進むとバッキンガム宮殿まで登場してしまうのです。

 また、「現代において」と「正典では」いう部分は上手に関連させていて、例えばホームズの活躍を同居人であるワトスンが記録としてまとめるという設定は、新聞への寄稿ではなく、ブログへのアップ。ジョン・ワトスンがアフガン従軍していた設定などは、そのまんま使用している。でも、もちろん時代が異なるので、正典のほうは19世紀のアフガン戦争、シャーロックのほうは最近の「タリバン」や「アメリカ」が絡む武力衝突の方なんだよね。

 役者さんの第一印象は、ワトスンは何となく「ああなるほど」って感じだったけど、ホームズは「うーん、そうかぁ」って感じでした。背は高くて顔も細身、なんだけど髪の毛が天然パーマというか、くりんくりんとカールしている。

 相手の様子を見て癖や仕事などズバズバ言い当てるところや、「?」となっている相手に対し多少不遜な態度をとるところがある様子は、原作でも見られたけれど。

 あ、そうそう。そういえば、ヘビースモーカーでアヘン中毒でもあった彼を、現代版ではニコチンパッチを貼ることで表現している。あれにはウケました。

 第2シーズンの1巻まで見たのだけれど、モリアーティ教授のイメージが魔法使いみたいな爺さんというイメージから、あんなにスタイリッシュな犯罪者に引き上げたのはすごいと思います。
 また、ホームズを語る上では外せない、アイリーン・アドラーも登場したけれど、なぜ現代の作家の皆さんは、彼女をホームズと必要以上に絡ませたくなってしまうのか。

 個人的にはアイリーンはたった一度、たった一度ホームズと対峙し、互いに出し抜き出し抜かれて、そして互いを尊敬しながら二度と会わないという、そこに惹かれるのですよ。

 ホームズがそこに抱く感情は恋ではなく、忘れられない女性として、ごくごく時折「あの女(ひと)」と敬意を表して呼んでほしい。アイリーンも結婚して添い遂げようと思った相手と国外へ出てしまうので、ホームズという人物は印象深いことだと思うけど、それは恋愛感情とは別物であってほしい。

 ホームズが唯一出し抜かれた「女性」。ホームズが依頼された写真の奪還はかなわず、ただし、この写真が公開されることは絶対にないとアイリーンが表明したことで、依頼主もアイリーンを「安心して忘れることができる」。依頼主が納得したら追う理由も追われる理由もなくなってしまうのですから、心残りではあったでしょうが。

 だからね、「シャーロック」で描かれたアイリーン像にはちょっとムニャムニャって感じなのでした。一応、「恋愛じゃないヨ」的な匂いは出すようにしていたけれど。

 ロバート・ダウニー・ジュニアのホームズ映画でもいろいろムニャムニャな感じだったんだけどね。

 そういえば、このドラマで一番印象に残ったのは互いの呼び方。「シャーロック」と「ジョン」というファーストネームで呼び合う姿は、私にとってすごく新鮮でした。

 確かに、仲の良い友人同士なら、「ホームズ」「ワトスン」ではなく、ファーストネームのほうが自然なのかもしれないですね。

 ■サクラマミレ。  2013年02月23日(土)
 2月も末になってくると、桜ものがたくさん出始めます。

 もちろん、アクセサリーや食器、小物なんかも出てきますが、この時期は食べ物も桜な感じのものがたくさん店頭に顔を出します。

 淡いピンク色の食べ物は、心を躍らせますが、味的にはイチゴよりもやっぱり桜が至高です。濃いピンクだったらフランボワーズなんかもいいけどね。

 桜の塩漬けとか、葉っぱの塩漬けがアクセントに使われてるのなんかとてもいい。

 取り急ぎ、目についた桜ものを貪り食っているところですが、スタバの桜シフォン、桜マカロン、無印の桜トラ焼き、そのほか各所で売ってる桜ケーキと桜クッキー桜アンパンなど、秋よりも馬が肥えるのではないかとちと心配です。

 あとは毎年この時期に発売される桜餅を早々にゲットしたい心。

 ■寒いの  2013年02月24日(日)
 2月も下旬だというのに、大寒波。寒くて寒くてブルブルです。

 例年私の最上級の防寒体制は、Pコートにマフラー。休日はそれにパーカー着たりして温度を逃がさないようにしているのですが、さすがにここ数年の厳寒期は耐えにくいお年頃です。

 実は最近、その厳寒の中でダウンジャケットの威力を思い知り、新しい防寒着を探しに水道橋のさかいやに行ってきました。

 さかいやさんは、山用品などを専門に扱うお店です。ここ数年でさかいやさんは女性ものにもかなり力を入れてくれていて、女性ウェア専門店「ララ・さかいや」は売り場も拡大、品ぞろえ充実。ここでワンランク上のアイテムがゲットできれば大変ハッピーなのです。

 さて、ぐるりと店内見て回り、第一希望のダウンジャケットを探していたのですが、どうにも山用品のダウンジャケットっていうのはマッチョというか、シルエットよりも機能を重視してるので(間違ってないよ)もこもこして厚ぼったいんですね。

 ただ、薄めで格好が良いからと言って、量販店やスーパーのうすぺたいダウンを買うなら、山用品でしっかりしたものを買って数年使えるようにしたいなと。

 そこで、AOさんにアドバイスを乞うたところ、タウンユースで使うなら本当のダウンじゃなくて人口綿系の上級のものを見てみたらどうかと。

 確かに私、アラスカとか日本アルプスとかチャレンジしませんし。

 そこで視点を変えて店内を散策したところ、これはと思った候補が2つ。
 アークテリクスの新作、フィションジャケットと、アトムSV。フィションジャケットは少し丈が長めでスーツの裾が出ないくらい。アトムSVは究極の極寒対策をする場合にインナにあたるものらしいので、丈は短め。

 迷ったポイントとしては、丈の長さもあるけど、アトムのサイズがXSしかなかったところかな。十分着られたサイズだったけどね。あとは値段。フィションは4万円超え。これでもちょっとお勉強している値段。アトムは型オチ近いらしくて、大セールで3万円ちょっと。

 悩んで2回ほど試着した挙句、アトムを冬の相棒に選びました。

 アークのアパレル系は、値段がなかなか落ちないものが多くて気軽に手を出せないんだけど、ララはものによっては10%〜20%、セール期にはもう少し落ちてたりする。

 結局、迷っている間に店内見て回っちゃったら、アークテリクスのインナーウェアにシャツにTシャツをそれぞれ2着ずつ購入する結果となりました。

 春夏に向け、なんちゃって登山とかサイクリングとか、お出かけが楽しみになるアイテムを大量購入です。

 さんざーい。

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